リクエスト

□正々堂々
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「優子さーん」




久しぶりの優子さんの家。


この前来たときは秋だったからもう3ヶ月ぶりくらい。




「おー、サドかー」




意外と来るの早かったなー
なんて優子さんが言うからサドはどんだけ優子さんに会いたかったんだろうと思う。




「お久しぶりです」




病院には2回くらいしかお見舞いに行けなかったため
会うのは本当に久しぶりだった。


相変わらず元気そうだ。




「優ちゃー…ん。あ!サドー、前田ー久しぶりー」




中から出てきたのは
優子さんの最愛の恋人、トリゴヤだった。




「久しぶり、トリゴヤ」


「お久しぶりです」




相変わらずトリゴヤは不思議ちゃん。


覚醒したら超怖いけど。




「とりあえず…中入んな。寒いだろ?」




優子さんの優しいところは何にも変わってなかった。



だからこんなに人望が厚いんだろうな。




「ありがとうございます。おじゃまします」


「おじゃまします」




リビングにはトリゴヤと優子さんの写真でいっぱいだった。



本当に愛し合ってることが分かる。




「あ、なぁ、二人。そういやもうヤったの?」




来て早々爆弾みたいな質問をされて私はすでに意識喪失寸前だった。



サドは…




「えぇ、まぁ、はは//」




いやいや、何照れながら答えてんの、コイツは。


んなこと、教えなくていいっつーの。




「やっぱ、攻めはサドか?」



「…え?あー、はは」




イライラする。


攻めは私だし。


恥ずかしいからって答えないサドもムカつくし。




「サド…うっざ」




私はその場にサドを押し倒した。


何をしようが今の私にはムダ。




「ちょ、敦子っ」




驚いてるのは優子さんたちもみたい。



2人で目をクリクリさせてる。



トリゴヤなんてせっかく持ってきてくれた
飲み物を落としそうになって慌ててテーブルにおいてる。




「サドのせいじゃん」




私は無理やりサドの唇にキスをする。




「んんっ…」




しばらくすれば抵抗はおさまった。


攻めんのは私。

サドじゃない。


教えてあげる。




「ちょ、敦子、やめっ「やめないよ?だって、教えてあげなきゃね?ね、サド?」




独占欲が強い私。


そして、なにより。



サドが好きだから。だから、誤解なんてされたくない。




「あつっ、こ…ンぁ…っ」




無我夢中だった。

もう優子さんたちのことなんか忘れていた。




「…前田、」



「優ちゃん、どうすんの」




2人がこんな会話をしてるなんてまったく気づかなかったし。


なにより、今はサドを愛したい。




サドの膨らみに触れると



「あつこ…っ…ンっ…あぁ…っ」



サドももうハマっていた。


ここは尊敬する優子さんの家なのに。




「サド、エロい。ねぇ、感じてるの?変態だね、サドは」




サドは言葉に弱いんだ。


それを知ってるのはきっとこの世で私だけ。



でも特別。優子さんとトリゴヤにも教えてあげる。




「やぁ…っ…あつ…ンっ…こぉ…っ」



「ねぇ、優子さん、トリゴヤ。サド、淫らでしょう?ねぇ?サド。いやらしい声出しちゃって」




抵抗する余地を与えない。


すかさずサドの下に手を伸ばした。




「あぁ…!っ…ン…っあ…っ」




声にならない喘ぎ声をあげるサド。


見つめれば見つめるほど、いやらしい蜜を出す。




「サドはエッチだね?私、見つめてるだけなのに。どんどんいやらしい蜜が出てくる」




私の容赦ない言葉攻めに

顔を赤くするサド。



なんかもう、やばいくらいサドを愛してる。




「っ…あぁ…!っ」




指を2本入れた。


すでにサドは腰を動かし始めてる。




「うわーやらしい。自分で腰動かしちゃって。サド、変態」




指を入れたまま、優しく舌で舐める。




「やっ…きたなっ…ンっ…」




もうサドは完全に女の子の顔。


可愛い。食べたい。




「汚いなら、綺麗にしなきゃね?」




ヒクヒクと動くソコが愛おしい。




「敦子っ…あぁっ…っ」




イかせてくれといわんばかりの顔。




「なーに、サド」




ちょっと意地悪。




「ンんっ…もっ…イかせて…っ」




サドは…可愛いね。


私のハートはサドに奪われたよ。




「いいよ」




何も動かさなかった指を動かし始める。


よりいっそう甲高い声を出すサド。




「あぁ…っ…敦子…っ…すき…大好きっ…あ、あぁぁぁぁ…っ!」




サドが愛しくてしょうがない。


ねぇ。これで分かってくれた?



私たちのこと。






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