Bleach

□6、恐怖
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今日は破面とフラシオンとインディオも参加条件としたため、集まるのに少し時間が
かかった。後ろに立つインディオ達は以前会った時よりもかなりつかれた表情になっていた。
いや、表情だけではない。みなが格好がかわっていた。希望が顔から消えていた。
ただ、今でさえも顔色がいいのはサタチのみだ。

(・・・)

だが、今日はいつもと違い、あたりをキョロキョロと見渡し、なんかに興味を示すこともない。
ただずっとしたを向いているだけだった。ただ、顔色はいい。だが、表情は
絶望に満ちている。

「どうした。今日は元気がないようだが。」

話しかけてきたのはウルキオラだ。椅子から首だけを後ろへ向けてサタチを見る。
なんとなく気になるのだろうか、表情を変えようとせずに話しかける。

(・・・大丈夫です。)

少しいつもより口の動きが小さいため、なにを行っているのかいまいちわからない。
それでも心配しなくていいとでもいうかのように手を振る。
全員が揃い、数分したら藍染が席に着く。

「遅れて済まないね。ちょっと緊急とした用事だ。」

藍染が遅れてくるのはいつものことのため、だれも何も言わなかった。

「さて、今日、長いあいだ現世へと偵察へ言っていた彼がかえってきた。」

ぴく、とサタチの肩が揺れる。若干体が震えているが、だれも気づかなかった。

そして、会議室のドアがゆっくりと開かれる。





恐怖








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