BRAVE10

□兄と俺
1ページ/2ページ


「俺の名は服部半蔵。一緒に来てもらうよお嬢さん。」

「っっ……いっ……」
「誰に断ってこの女にちょっかい出し、て…ぇ?」
嘘…だろ?兄、さん…!?

「っどぅ、して…?」
「……っ(ココにいました、か)まぁいいデショ。今日は退きますヨ。では。」

「…ぞ。…ぃぞぅ!…才蔵!!」
「ハッ…あぁ。」
「もうアイツ行っちゃったよ?どうしたの?顔色、よくないよ…?」
「…大丈夫だ。何でも、ねぇよ。つーかお前は、さっきの奴と知り合いなの?」
「アイツ…出雲を襲って、皆をっ!」
「っ!?(兄さんが…伊佐那海を、出雲、を…?)」

「あ、佐助!」
「伊佐那海、無事?」
「あ、うん!何もされてない。佐助、怪我してるよね?大丈夫?」
「わ、我、軽傷!問題、無し!」
「そう?ならよかった!…ねぇ、才蔵!ホントに大丈夫…?」
「あぁ。悪ィ…少し、一人にしてくれ…」
「…伊佐那海、行こう」
「う、うん…」

「(兄さん、生きてた、のか…けどっ敵側に…戦えるか?…いや、無理だ!!)…どうすりゃいいんだよ…兄さん」パキッ
「っ!?」
「ここまで接近を許すなんて、忍失格ですヨ?才蔵。まぁ俺にお前を傷つける気は毛程もネェですけどね?」
「ぁ、うあ…兄さ、俺っアンタとなんて戦えねぇ、よっ」
「昔と変わらねぇですねぇ…お前は。ホラ泣くんじゃネェよ!もう小せぇガキじゃねぇんだから」くしゃ

ぎゅうぅ「にぃさんっはん、ぞっ兄さっく、ぅう」
「(あーぁ。余計酷くなった;まぁ泣き顔もカワイイから暫く放置っと♪)」

半刻後…
「まさか…中身はガキのままか…?(泣き疲れて寝る、とか)」
「スースー」
「まぁ、その分役得、か?」(※姫抱きしてる)


おわり
次へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ