影と光

□帰り道
1ページ/2ページ



いつも通りの帰り道
君と並んでマジバに寄るのが日課になっている。


この何でもない…
君と二人きりの時間がボクは好きです



      帰り道


「相変わらずですけど、火神君ってよく食べますよね」

「そうか?つーか、オマエが食わなさすぎんだろ」

「ボクはちゃんと食べてます」



何気ない会話
でも君と話していると
何故か無性に落ち着く…


そんな些細な幸せを
噛み締めながら
お気に入りのバニラシェイクを口に運ぶ。



「黒子…なーにニヤついてんだよ」

「えっ?ボク…ニヤついてました?」

「んだよ…無自覚なのかよ」


しまった。
火神君に見られてしまいました…。


普段は顔に出さないようにしているので
かなり恥ずかしい…



「……いつもそうやって笑ってればイイじゃねぇか」

「すみません…何か言いました?聞き取れなくて…」

「…なんでもねーよ
んじゃ、そろそろ帰んぞ」


聞き取れなかったと言うのは嘘。

ちゃんと聞こえてましたから。



この日常がボクにとっては大切な時間ー。


君と二人きりの帰り道。
ずっと続いたら幸せなんでしょうね



あとがき→

 
次へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ