影と光
□思い出を形に
1ページ/1ページ
年に一度、
自分だけが主役になれる日。…それは誕生日。
そして今日、8月2日は火神くんの誕生日…
思い出を形に
「火神くん。誕生日、おめでとうございます」
ボクは午後から火神くんの家にお邪魔している。
夏休みなので学校自体は休み。
幸いな事に今日は部活も休みだ。
「サンキュー、別にわざわざ家まで来なくてもメールだけで良かったんだけど」
「いえ。ボクが勝手にお祝いしたいと思っただけですから」
迷惑かとも思ったがそうでもなさそうなので良かった
「あの、これ…誕生日プレゼントです」
「えっ!?用意してくれてんだ…」
「…はい。お祝いしたいと言ったでしょう」
あまりにも驚いた反応をされたので少し拗ねてみせると焦った様にフォローしていた。
「喜んでもらえるか分からないですけど…」
「…?これ、アルバムか?」
「はい。誠凛に入学してからの写真をまとめてみました」
プレゼントに何を渡せば喜んでもらえるか分からなかったボクは、日頃何気なく撮っていた写真をアルバムにして渡したのだ。
「これイイな…見るだけでその時の気持ちが蘇ってくんぜ!ありがとな」
「本当ですか?それなら良かったです」
喜んでもらえているみたいで安心しました
「あ…でもこれ、最後のページまで埋まってねーんだな」
「…はい。だから、これから全部のページが埋まるように、思い出を形に残していきませんか?」
プレゼントをアルバムにしたのにはもうひとつ理由がある。
それはこれから先の、未来の思い出を形に残すということ。
彼と二人で築き上げた時間を形に残したかったから。
「黒子…可愛いこと言ってくれんじゃねーか」
「…それで、どうなんですか?」
「そりゃ勿論!そうするに決まってんだろ」
火神くんの誕生日という大切な時間をボク達は写真に納めてアルバムに残すのだった。
*****
ギリギリに仕上げたのでかなりグダクダに(--;)
何はともあれ!火神HappyBirthday♪