影と光

□少しも押さえられない
2ページ/2ページ



「そんな釣れないこと言わないでさぁ〜」


そう言うと顎を掴まれ、
無理矢理キスをされそうになる。


(…っ、嫌だ!黄瀬くんっ。助けて下さい!!)



「何してるんスか?」

「!?…黄瀬くんっ!」



もう駄目だと目を閉じた瞬間、願いが通じたのかそこにはボクの大好きな彼がいた。



「はぁ?なんだよ?邪魔すんなよ」

「だから〜…何してるんスかって聞いてんだよ」


そう言うと黄瀬くんは
ボクを相手から引き離し、抱き締めてくれる。


「黒子っちに手ぇ出そうとはイイ度胸してるっスね?」

「き、黄瀬くんもういいです!…相手も反省してるみたいですから」

「黒子っち…。テメェ、二度と近づくんじゃねぇっスよ」



黄瀬くんのお陰で
相手は尻尾を巻いて逃げ出した。



「黒子っち、大丈夫っスか?

…オレがこんな場所を待ち合わせ場所にしなければ…黒子っちに怖い思いをさせなくてすんだのにっ」

「そんなことないです!!
助けてくれて、ありがとう…ござい、ました。…あ、あれ?」



泣くつもりなんてなかったのに、
黄瀬くんを心配させたくないのに…っ、


「…黒子っち、怖かったっスよね?これからは、オレがちゃんと守るから!二度とこんな怖い目には会わせないっスからっ!!」

「…はいっ。黄瀬くん、ありがとうございます」



暖かくて大きなキミの腕に包まれると実感する。

ーボクはキミがいないと安心して生活することも出来ないー


キミが好きだと言うことを少しも押さえられないなとボクは思う…。






******
黄瀬くんを無駄にカッコ良くしてみました(笑)
黒子っちの可愛さは反則です!

最後まで読んで下さってありがとうございます!
前へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ