A.I.の少女兵器

□06話
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「本気で言ってんのか?」

「…この目で確かに見たんだ」



鈴音ちゃんを家に連れて来てすべて話した。
マフィアらしき人達に襲われていた事。奇妙な体の事。転がる死体。


リボーンは難しそうな顔をして、静かに眠ってる鈴音ちゃんのところに行き首に触れた。

そしてすぐ戻ってきた。
たぶん脈を調べたんだと思う。でも、動いてなくて…




「とんでもねェ事になったな…」




俺たちの間に沈黙が続いた。

するとベッドで寝ていた鈴音ちゃんが瞼を震わせ、目を覚ました。




「ん、ツナ?どうしてここに―――――ッ…」



鈴音ちゃんは途中で言葉を止め、目を逸らした。



「おい鈴音、事情はツナから聞いたが…どうなってんだ?」

「…………」




俯いたまま、布団をギュッと握りしめた。





「今言えるのは“兵器”になったってこと、かな…」


「兵器…?」


「ごめーん!一応説明受けたんだけどさ、難しい言葉ばっかりで意味分かんなかったのー」



バカはこんな時ダメだよね、と笑った。

それは無理してる笑顔で、言わなくちゃいけないのに言葉が出てこなかった。



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