A.I.の少女兵器2

□32話
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鈴音がいなくなって…どれくらいたったんだろう?

俺は鈴音の家に行った。


所謂不法侵入っていうやつだけど、消えた理由を探すため。



鈴音の家は部屋をあまり使ってない。
台所、鈴音の部屋、お父さんの部屋。きっとこれぐらい。



部屋は主がいないことを示すように薄っすらホコリが積もっていた。
良く話していたCD、マンガ、初デートの時に着ていた服。

たった1度だけ来たことがあるけど全然変わってない。




ふと机のところに行くと、鈴音の日記が束になって置いてあった。

少し良心が痛むけど…パラリと中身を見て見る。




一番最初の日付はイタリアに行った日。












それは人類のすべてのものが消えていく記録だった









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