迷子の星
□8話
1ページ/4ページ
「ただいまーランボ見つかったよー」
「おかえりツー君。心配してたのよ?…あら」
「…お、お邪魔します…」
沢田綱吉さんに連れられて家についた。
ランボ君がドタドタと中に入って行くと、綱吉さんのお母さんらしき人が出てきて目が合った。軽く頭を下げる。
「えっと…この子も泊めてほしいんだけど」
「まぁ、もちろんいいわよ!」
ニコニコと優しく笑うのを見て、ふわりと心が軽くなった気がする。
なんて幸せそうに笑う人なんだろう。
悲しみを知らないような綺麗な人だ。
「ありがとうございます…ステッラと言います」
「俺っちの子分なんだもんね!」
「まぁ友達だったのねー」
ほのぼのと笑う綱吉さんのお母さん…奈々さんは本当に優しくて、私を娘のようにかわいがってくれた。しばらく話した後、お風呂を勧められる。
お風呂はすごく久しぶりで、雨で冷えた体を温めてくれる。
.