迷子の星

□8話
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「ただいまーランボ見つかったよー」

「おかえりツー君。心配してたのよ?…あら」

「…お、お邪魔します…」



沢田綱吉さんに連れられて家についた。

ランボ君がドタドタと中に入って行くと、綱吉さんのお母さんらしき人が出てきて目が合った。軽く頭を下げる。



「えっと…この子も泊めてほしいんだけど」

「まぁ、もちろんいいわよ!」


ニコニコと優しく笑うのを見て、ふわりと心が軽くなった気がする。
なんて幸せそうに笑う人なんだろう。

悲しみを知らないような綺麗な人だ。



「ありがとうございます…ステッラと言います」

「俺っちの子分なんだもんね!」

「まぁ友達だったのねー」



ほのぼのと笑う綱吉さんのお母さん…奈々さんは本当に優しくて、私を娘のようにかわいがってくれた。しばらく話した後、お風呂を勧められる。

お風呂はすごく久しぶりで、雨で冷えた体を温めてくれる。



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