A.I.の少女兵器2
□37話
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あたしは司令部にはいかず真っすぐヴァリアー邸に帰った。
とても驚いたルッス姐さんにスクアーロ。でも何かを察してくれたのか問い詰めたりはして来ない。
それに感謝しながらしばらくはゆっくりし2日後に準備を始めた。
「鈴音ちゃん…また行くの?」
「うん、ごめん行ってくる。始まっちゃうから」
「どうしても鈴音が?何かほかにないの?」
「…人を殺すのがあたしの仕事なの」
ごめんね、兵器は人を殺すけど、人に作られただけでやっぱり殺すのは人。
長い歴史の中で人がそれを選んだ。
あたしの意志なんかでは止められないんだよ?あたしがやらなくても他がやる。ただあたしの方が平気って事だけ。
みんな好きだよ?
殺された誰もが、あたしを憎んで死んでいったけど好きだった。
すっごく苦しくもなるんだけど…
「行ってきます…」
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