A.I.の少女兵器2

□37話
1ページ/5ページ




あたしは司令部にはいかず真っすぐヴァリアー邸に帰った。

とても驚いたルッス姐さんにスクアーロ。でも何かを察してくれたのか問い詰めたりはして来ない。
それに感謝しながらしばらくはゆっくりし2日後に準備を始めた。




「鈴音ちゃん…また行くの?」

「うん、ごめん行ってくる。始まっちゃうから」

「どうしても鈴音が?何かほかにないの?」

「…人を殺すのがあたしの仕事なの」



ごめんね、兵器は人を殺すけど、人に作られただけでやっぱり殺すのは人。

長い歴史の中で人がそれを選んだ。
あたしの意志なんかでは止められないんだよ?あたしがやらなくても他がやる。ただあたしの方が平気って事だけ。

みんな好きだよ?
殺された誰もが、あたしを憎んで死んでいったけど好きだった。
すっごく苦しくもなるんだけど…




「行ってきます…」



.
次へ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ