A.I.の少女兵器2

□40話
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「ごめん―――鈴音」

「え?」


リボーンが用意してくれたホテルの一室。

手をつなぎぼーっとテレビを見ていると隣でツナが呟いた。



「話したいこと、たくさんあったのに」

「うん」

「何も出てこないや」

「うん。あたしも」



ツナの肩に寄りかかると規則正しいトクントクン、という音が聞こえた。
懐かしい、あたしが大好きな音。大好きなぬくもり。



「ただいま、ツナ」

「おかえり、鈴音」



あたし、少しは強くなったかな?




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