A.I.の少女兵器2

□46話
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鈴音が消えてそろそろ半年がたつ
もう100年も昔みたいな、でも昨日のような不思議な感覚になるが

分かるのは鈴音が帰って来ないということ


「なんか沢田陰険になったよね」
「花、だめだよそういうの…」
「鈴音が失踪してかなり経つじゃん?」

「何かしゃべんなくなっておとなっぽくなったよなー」

「大人ぁ?ありゃスネてんだろ?まだ引きずっててよ」

「成長しない“ダメツナ”だよなー!」



ボンゴレの仕事で早退したツナの後はいつも騒がしくなる。

鈴音がいなくなって誰もが悲しんだのに、もう全て吹っ切れたのように笑っている。



「ふざけてんじゃねーよテメェ等!!」


ツナと、獄寺、山本以外は。


「あの方にどんな事情があるかもしらねーで!」

「…皆も泣いてたのに、そんな言い方は酷いよな」

「マジ付き合いきれねーよ」




ツナの後を追うように山本と獄寺も教室を出ていく。



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