Memo

気まぐネタ帳(。・ω・。)
何でも投下するのでカオスになるかも

気分で顔文字を使用する場合がありますのでご了承を

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◆庭球:ポッキー的なもの 


「ねー赤也ムースポッキー買ってきて?」
「えええ 何で俺なんスか!?」
「味は何でも…あ、やっぱ苺かな!」
「聞いてますー?」

聞いてるよと先輩にニッコリ笑われ言葉につまった。
先輩は今ワイシャツのボタンを2つ外して白く長い脚を組んでいる。にじみ出てる女の色気に視線がさまよう。
でも脚を組み替える瞬間とかはガン見してしまって男ってホントに馬鹿だと気付かされる。

「早く早く。待ってるからさ」

腕を組むと胸が強調されて谷間が見え…
ああああああ!脚が!胸が!俺を操っている!!
何でムースポッキー(苺)買いに行ってんだよ!

「赤也かーわいいー」
「幼なじみとして複雑な気分だよ」
「精市も人からかうの好きじゃん。特に赤也」
「全面同意」

キリッ(`・ω・)と言う幼なじみの精市に吹き出すと、でもお金は払ってよねと諭される。
ふーんだ分かってますよ。
毎回風紀委員に捕まる格好してても一般常識くらいは持ってます。
購買は混んでるだろうし赤也がくるまで何しようと考えると早くもポッキーを振り回して走ってきた。

「先輩買ってきましたよーー!!」

持ってるのは冬季限定の苺ムースポッキー。
偉いよくやった!

「赤也犬みたいだね」
「うんうん。髪もふわふわでcute」
「そ、そうっすか?」

「でもワカメみたい」

悪い風に言うとワカメだよねー
海草系男子(笑)
ん?あれ?なんか空気が氷点下に達してない?精市なに笑って離れてんの?赤也指さしてる?

「うわぉ!目赤い!」
「ワカメ…」
「カラコン?赤とか格好いい超イケメン!」

「………………え、本当ッスか?」

ホントホント
カラコンとか憧れるけど手に入らないんだよね
あれ、目戻ってる

まぁいいや!


悪魔ガール!
 (赤也ーポッキーゲームしよ!)
 (マジすか!!)


*****
ちなみに直後幸村様からイップスくらう
本当は小悪魔な子書きたかったのにポッキーになった

2012/11/11(Sun) 11:11  コメント(0)

◆庭球:甘えんぼ小悪魔 


「いらっしゃ〜い!」

呼び鈴を聞いて飛び出すと、大好きな彼女がいて思いっきり抱きしめる。
背中にある大きなリュックが邪魔で首もとにすりつくとくすぐったそうに身を捩りながら小さく笑っていた。
とにかく嬉C!今日から三日間俺の家に彼女が泊まる!

「慈朗くん三日間お願いします」
「うんうん!俺からもお願いね!」

名残惜しいけど腕を放すとかわEー照れた顔
もう一度ぎゅっと抱きしめると挨拶したいから入ろうって言われる。むー、まぁこれから三日間ずっと一緒だもんね!我慢我慢

…は無理だCー
小さい手をぐいぐい引いて中にはいると父さん達がいて、挨拶しようとしてたけど有無いわさず俺の部屋に連れて行く。
そしベッドにばたーん。お日様があったかEー

「挨拶してないよ私…」
「あとでEーの!ね、おいで?」
「もう…」

俺が両手を伸ばすとおずおずベッドに手を乗せて戸惑ってる。
腕を掴めばすぐ俺のところに倒れてくる体
ふうわり香る甘い匂い
俺はその匂いに誘われるように顔を近づけて、ちゅっと軽く頬にキスをした。

「じろ、くっ」

ぱっと頬を赤らめ逃げようとするのを腰に腕を絡めて抱きしめ、また何度か触れるだけのちゅーをした。
くすぐったそうに笑うのを見て俺はすっごい幸せ者だCー

「俺のこと好き?」
「もう…分かってるくせに」
「ちゃんと聞きたいのー」
「…………大好きだよ、慈朗くん」

俺も大好き!と言って
今度はちゃんと唇にちゅーをした。


甘えんぼ小悪魔
 (今日も君に引き込まれてる)

*****
ジローは何度もちゅっちゅする人だと思う
甘えんぼ可愛いね

2012/11/07(Wed) 20:45  コメント(0)

◆庭球:キミの笑顔を見たい 


「いたそーな顔してる」
「 ッ…」

するりと頬を撫でられた手を掴まえる。
病室のベッドで体を起こした状態で困ったように笑う彼女は健康で、事実を受け入れられんわ。
本当に……ッ

「ごめんね…?」
「謝らんでええよ…」

自分は今どんだけ情けない顔してるんやろな。
にじむ世界で彼女の瞳を探すと、戸惑う顔と泣きそうな顔の男が映った。あー彼女の前でこんな顔するなんてなー…
俯くと優しく、変わらない手付きで頭を撫でてくれる。
片手にはまだ温もりを掴まえてる。
堪えられない感情で体を寄せ抱き締めるとやっぱり変わらないシャンプーの匂い。でも困惑が伝わる。


「…ごめんね。思い出せないの」

もう、俺らが付き合ってた記憶は戻らないんやろか?
事故にあって全てリセットされたんか?
信じられへんわ…
昨日まで愛をささやけば真っ赤になる愛しい顔を見れたんに…

「痛そうなさせてごめん…」
「おん…ホンマに心いたいわ」


願うは神様

一秒でも彼女の記憶と笑顔が戻るように

2012/10/30(Tue) 18:57  コメント(0)

◆庭球:喰べられちゃう 


「そんなもの、いるはずがない!」

たるんどる!と言おうとした俺の口は止まった。
笑ってる。

「……………」

悲しそうな、どこか諦めを含んだ瞳で俺を見上げ今にも崩れそうな儚い微笑みを浮かべている、登校拒否になってしまった幼なじみ。
学校へ来るよう説得しに来たがこの時点でそれは叶わない。
俺を拒絶するように薄桃色の毛布にくるまり壁を作ってしまった。

「………弦一郎には分からないよね」

背を向け夕暮れに染まる空を見上げる。
震えた声はいもしない物の怪に恐れているのだろうか。見えも聞こえもしない存在に怯えているのか。

「みんな弦一郎のように強くないの」

明るい時ならいい。夜になるとこいつの元には恐ろしい人成らざる者が来るらしい。
もちろん物の怪なぞ存在しないこいつの空想だ。
本人も理解はしている。
しかし、空想にしろこいつの頭の中にはしっかり住み着き、蝕み、幻として目の前に現れ襲ってくる。

一度考えてしまってはもう駄目だ。
朝日が物の怪を浄化するまで眠ることは出来ない。

「ね、弦一郎」
「何だ?」

「私いつかお化けに食べられちゃうかもね」

泣きそうに呟くあいつに俺は何も出来ずにただ戸惑うことしか出来なかった。


*****
一時期夜が怖くなる時があったな、と。

2012/10/25(Thu) 20:32  コメント(0)

◆庭球:銀色の糸 


「「あ」」

小さい神社の祠の裏
間抜けな声を出した私たちは間抜けなポーズで固まった。

気まずい様子で目を逸らしたのは立海で超絶人気な仁王雅治くん。
私はミーハーとまではいかないけど、もちろん格好いいと言う噂は聞いてるし一度友達と部活を見に行ったりもした。必死にテニスをする部員は皆素敵で見惚れもした。
その仁王くんが、神社裏で猫と戯れてる。

「「……………」」

猫缶と缶切りを持ったまま。
未だ動けずにいる仁王くんを見かねて足元の白い猫が催促するようににゃーと鳴く。
というか私も滑稽な様子のはずで、女子力の欠片もないジップロックに乾燥剤と小魚の煮干しを入れた物を持って佇んでいる。いいじゃんジップロック。万能だよ。

我に返り先に動いたのは仁王くん。
途中だった猫缶をキコキコと缶切りで開け、小皿に分けると即座にがっつく白猫を微笑ましそうに見つめて立ち上がった。

「あ、あの」
「今日の餌は十分ぜよ」

通りすがりにポン、と頭を撫でられた。
…仁王くんに!撫でられた!
撫でられた感動と接点が生まれた嬉しさで思わずにやけてしまう。そうか、この猫がたまにお腹空かせてなかったのは仁王くんがあげてたからか。

小さくか細い
銀色の糸のような接点を見つけた

私はそれをしっかり握りしめた。

2012/10/15(Mon) 19:44  コメント(0)

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