A.I.の少女兵器2
□26話
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ルッスさんと会議室に向かう途中聞いた。
ここはどうやらボンゴレ、ツナが属するマフィアの支部?らしい。偶然?まるで運命みたいな廻り合わせにあたしは苦笑した。
「う゛お゛ぉぉぉい!そいつを捨てて来い!」
「だって子供が倒れてたのよ?可哀想じゃない」
「傷なんてないじゃねぇか!!」
そして今幹部たちが怒鳴り合ってる。
あたしはテーブルの下で指先を刃物に変えて見る。…人間には戻ってない。
「少しくらいいいじゃない!」
「役に立たねぇガキには興味ねぇ!」
「役には…立つけどね」
ボソッと言ってみる。
あたしはこれでも<黒の殺戮者>で有名。力になるくらいなら……あれ?
幹部のみなさんが凝視してました。
「あぁ?テメェは人殺せるのか?」
「…はい」
右手を上げて剣に変形。
小さく息を飲んで緊張が走るのが分かった。
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