A.I.の少女兵器2
□27話
2ページ/2ページ
「ってね訳で遊びに来ました!遊ぼうスク!」
「鮫【で】遊びにきたんだけどなー」
報告書でも書いてるのをいいことに部屋を荒し始めるあたし達。
怒鳴られるけど無視。
いいねこういうの。平和な感じ。 ……でも、
「う゛お゛ぉぉい!荒らすなぁ!」
けど、どこか抜けている気がする。
何かが消えたような
何かが欠けているような
何かを忘れているような
「スクの部屋って綺麗だよね。ベルとは大違い」
整理されているというか、無駄が無いというか
いろいろ物はあるけど配置がいいな
「うぜーキレイだし」
「カーテン穴あき、本ボロボロ、服脱ぎっぱ」
「俺は試し斬りが必要なんだよ」
「カーテンとか本でやらなくても…」
「邪魔だぁお前ら!!」
取りあえずはこの生活を楽しんでいる。
けどこの気持ちは何?
欠けているものは何?
それはツナか
それとも戦争なのか
end