A.I.の少女兵器2
□30話
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「ごめん。さっきワザと逃がしたの…ほら、制御しないと【アレ】しそうだったか」
「…あれ?」
「制御しなきゃ…皆に迷惑かける」
「鈴音ちゃんは頑張ってるわよ!」
皆から目をそらすと…遠くで何かがキラッと光った。
あれは…あ、狙撃される。
「ロックオンされた…ごめん皆逃げて!」
「おい、何言って…!」
スクの声の途中でライフルの弾があたしに当たった。
尋常じゃない痛みが走る。
「うわ!?」
「鈴音!」
「いた、いよぉ…」
ここからはほぼ無意識であたしは動いていた。
大量のアサトライフルやらガトリング砲やらの機関銃が生えスナイパーを殺す。
しかしあたしは止まらず弾はアジトへ。
「すごい…」
「……………」
太陽の下、一帯は眩い光に包まれた。
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