A.I.の少女兵器
□11話
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「…は?成長っすか…」
「んー鈴音が成長なー」
屋上でのお昼タイムで山本と獄寺君に話してみた。
ちょうど今南條は京子ちゃんと黒川と食べているらしいのでちょうどよかった。
「別に変わってないと思いますが…」
「だよね…あー何の事だろ」
俺は溜め息を吐くと、山本がまだ考えていた。
そして何か気付いたように顔を上げ、「あれじゃねーか?」と言う。
「あれ?」
「胸じゃね?」
ゴフゥッ!!
俺と獄寺君は思いきり口に含んでいたお茶やらご飯やらを吹き出した。
や、山本、爽やかな笑顔で!野球部恐ろべし!
「なななな何言ってんだ野球バカ!」
「それしかねーんじゃねーか?」
「ばっ…あいつに胸なんかねーだろ!」
「2人共…人の彼女に酷い…」
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