A.I.の少女兵器

□19話
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「ごめん。行く」







「ではこちらへ」


鈴音


「あ、はい。じゃあまた明日ね!」


鈴音


「大丈夫。あたし強くなるから!」

「鈴音!!」



本当は、ずっと思っていた



「行くな鈴音!行くな!」

「…そろそろ出ませんと。いろいろ都合が」

「あ、ごめんなさい!」



鈴音ハ頭ヲ下ゲル



「ど、どうして…なんで怒んないんだよ!なんで頭下げるの!?誰のせいで鈴音がそんな目に!
自衛隊だって鈴音をそんな体にしたのに関わってるんだろ!?

くやしくないの!?何でだよ!!



鈴音は一瞬

今まで見たことないほどの悲しい顔をした





俺は今まで決して言わなかったコトバを思わずぶつけてしまった



俺の事を信じていた

鈴音の心に

ざっくりと刺してしまったことを知った




「話そうよ!もっともっと色んなことを!ぎくしゃくしてるのがイヤで…今夜あの展望台で待ってるから!俺、待ってるから!」



鈴音は振り向かなかった




end
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