闇口の世界理論

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「どうだよぃ。幸村くん」
「マネージャーに打ってつけじゃろう?」

「…いいね。夜魅さんにしよう」


大会に向けて練習を強化しているテニス部。
しかし練習をこなしながらドリンク作りなど当番制にしても辛く、急きょマネージャーが欲しくなった。

そこで白羽の矢がたったのが秋月夜魅。


ミス立海で1位をとった折紙つきの美人。性格は至って普通な明るい子。
ミーハーじゃないならテニス部には都合よく、美人であれば周りは諦めるだろうと考えたのだ。



「じゃあ夜魅がマネだな!?」

「その前に勧誘じゃよブンちゃん」

「部活…というか研究部に入ってるみたいだしね」



参謀である柳から渡されたノートのコピーを見る。




「まぁ―――何が何でも入ってもらうけど?」


「…怖いのぉ幸村は」



マネージャーがいると助かる。

それは建て前で、3人共本当はミス立海の秋月夜魅と関わりたいと思っていた。




end
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