闇口の世界理論
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「……出来ましたよ」
「待ってました夜魅さーん!」
「今日も美しいッス!」
「はいうるさいよ一年ズ」
唯ニの男子部員である2人には写真撮影と照明の担当をしてもらっていて即座に構えた。
だけど近すぎて岐乃さんにスペイン語辞典で叩かれる。
岐乃さんも近いけどね。
「ふむ。ちょい胸元が苦しいかなー?」
「露出十分だって」
「知らなーい、さーポーズ取って?」
ポーズのイメージが湧かなかったので取りあえずインド舞踊を踊ってみる。
トゥで立ったり飛んだりしないし、インド舞踊はヨガみたいなのもあって柔軟性がつくから好きなんだよね、これ。
地の踊りというのかな?
ちなみに教えてくれた先生は岐乃さん。砂漠の方の血も流れてるらしい。
「音が欲しいねー明日持ってこようかー」
「動画で撮りたいですね」
音があるならぜひ、曲に合わせて踊ってみたい。
岐乃さんに頼み撮影を終わらせると…突然バーン!と扉が開かれた。
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