闇口の世界理論

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「俺はお前に協力しよう」


教室に戻ろうとお互い立った時に言われた言葉。

私は思わず驚いた。
だって私に協力、味方になるということはあの危うい彼らを敵にすることだから。



「…別にいいよ」

「なに?」

「柳くんテニス部でしょ?嬉しいけど部活のためになることしなって」

「じゃあ夜魅はマネ業をしたいのか?」



まさか、と首を振る。
だって柳くんが私の味方について部内で険悪になったら嫌だし。
テニス部の業績には私も素直にすごいって思ってるから。



「助言ありがと。私なりに気をつけるよ」



予礼の音を聞きつつ手を振って教室に走る。

また今度、知的な会話をお願いします。






(…夜魅の好感度を上げるつもりだったんだがな)

end
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