A.I.の少女兵器2

□36話
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「鈴音…?」


「こんな平和が続くのはあと二日と十数時間だよ」




終わらせたいと願っていた“戦争”が終わる日が来る。

司令部があたしをお荷物としているうちに最悪な形で訪れる。この間を交渉のチャンスだと思ってるけど、もちろん相手はそんな気はなくて準備達成率は85%かな?



「大きくなりすぎたあたしを抑える方法は簡単」



それは一番頭の悪い方法をとること。

あの人達は前に進むしか手はないからね。大半は帰る場所もない人達だし。



「あとね…補給ルートと退路ルートをあたしは消した」



“戦争”を終わらせたかったから。



「自衛隊の現在戦力、陸自24%空自0.2%海自1.2%。隊員人口は…」



何とも言えない苦しそうなテツさんに笑いかける。
大丈夫、怖くないよって。

でもいずれにせよこの平和は消える。
そこでようやくありもしない交渉をしていた人達も戦争なんてないってことに気付く。



「もしくは…知ってても信じたくなかったのか」

「鈴音…お前…」

「ね、そーでしょ?」



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