闇口の世界理論

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それからネチネチと幸村くんに説教を受け、いい頃合いで「それじゃあ」と呟いた。
お、やっと終わる?そろそろ足の感覚がないんだよね。

「夜魅の罰はしこたま合宿で働いてもらいまーす」

「まだ罰あるのか!?…え、てか合宿てなに?」


一瞬立ちあがりかけたがふらついたのでまた正座し直す。
幸村くんがプリントを渡してくれたのでそれを見ると二泊三日の合宿の詳細が書かれていた。
おぉ東京か魅力的。…げ、合同?しかも何校あるの多すぎでしょ。
我ら立海と、氷帝、青学、四天宝寺?、聖ルド、不動峰…多いよ


「うわ!この練習場の隣って最高級のホテルあるとこだ!」

「あー跡部いるからね」

「今回も無駄にお金をつぎこむだろう」

「すごー貸し切ってるし。私もここ一回しか行ったことないや」

「でも夜魅先輩言ったことあるんすね!」


まぁね。跡部ってのが何者かは分からないけどこのホテルを貸しきるって相当だよ。
これだけ参加人数も多いのにいったいいくらかかってるんだろう……ん?


「…マネって私以外に何人いるの?」

「確か青学が2人、不動峰が1人連れてくるって」

「4人で6校ぶん!?」


さすがにキツい!と叫んだら「ちなみに3人マネ歴ないって」ととどめを刺された。
……この合同合宿死ぬかもしれない…



これは私の問題!
 (いじめだ…拷問だ…)



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