小説
□ドラゴンT
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??『グォル…』
私『なんだヴォーパルか…』
ヴォーパル『なんだって何だよ』
ヴォーパルはこの現実世界に
暴風、豪雨、稲妻を引き連れ私の前に現れた。
たまたま名前を与えた所言葉を話し出した。
ヴォーパルが言うには裏の世界(ヴォーパルらが元々いた場所)に何らかの原因で死んだものが生き返り強大な力を手に入れ暴れたと言うことだった。そこでヴォーパルが運命を感じたものを探すと言うことで私を選んだ。と言うことだった。
ヴォーパル『飛行訓練も終ったしとりあえず帰るか?』
私『えっどこに?』
ヴォーパル『俺達のいた裏世界』
私『狂ったのを止めるんだよね』
ヴォーパル『ああ…』
私『原因はわかってるの?』
ヴォーパル『わからないでも何もしないよりはマシだろ』
すると後ろから不気味なオーラと強烈な激臭がした。
私『うっ…臭い』
ヴォーパル『ノーヴだな』
焦げ腐った臭いだった。後ろを振り返ると
カメレオンの様に360°自由に回転する目、少し浮遊していて何よりも印象的なのは淡く微笑んでいるような口だった。
私『ッ…なんなのこいつ』
ヴォーパル『しかしなんでこいつがこんなところにいるんだ?こいつも俺と同じ裏世界の生物だぞ…』
ヴォーパル『…これは急がねえとヤバイな…とりあえず殺せ』
私『はっ!?この臭いの!?素手で!?』
ヴォーパル『そんなでかい声で騒ぐな…これ使え』
そういってヴォーパルが翼を広げ渡されたのが黒い雷を帯びた剣だった。
ヴォーパル『それはもうお前のだお前の手から離れても思い通りに動く』
私は剣を離すと浮かんだ。
手でクルクルと円を書くと剣も回った
そしてノーヴを思いっきり両手で切り上げた。
ノーヴ『グォォアア』
私『ごめんね…』
ヴォーパル『………俺もこう言うのは好きじゃない』
私『…』
ヴォーパル『こいつのおかげでお前も成長したんだ。感謝しよう』
私たちは墓を作りヴォーパルが開いた
裏世界への扉を開いた。