二次創作小説
□ちょっとだけ素直になった二人
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「仲間なんてくだらないっ」
「くだらなくねーって。お前にもいたじゃねーか」
ラスト。
グラトニー。
みんな……
「……っ」
「泣くか？」
「泣くわけねーだろ！」
そんなやわじゃねー！
こいつに心配されてたまるか！
「俺たちはよ、生まれてくる場所によっては、仲間になれたかもしれねーんだ」
なんでそんなこと言うんだよっ。
「無理無理。あんたと仲間とかマジで無理」
強がる癖はかわんねーな。
口が悪いわ、強がるわ、去勢はるわ、めんどーなやつだぜ。
「俺は、なってやってもいいぜ」
「なっ」
「お前が頭下げるならな」
そう言うと、顔を真っ赤にさせて怒りやがった。
「ふざけんじゃねーよ！ 誰がそんなことするか！」
素直じゃねーな。こいつも、俺も、結局……
「てめーのほうが頭下げたら考えてやる！」
こんなこと言い合ってさ。
でも
多分、昔なら、こんなことすら言えなくて、ただ憎み合う仲だったな。
少しだけ、変わったか……。
「おい、エンヴィー」
「なんだよっ」
「あの世では、もう少し仲良くやろーぜ」
「……はっ！勝手に言ってろ」
少し人間たちに影響されちまったかな。
らしくねーこと言っちまったぜ。
でも、俺は仲間が欲しい。
エンヴィー。
てめーとも一からやり直してーんだよ。●●