二次創作小説

□幼き日の想い
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なにかあったら貴方に知らせる。
それが俺の中で当たり前になっていて……

その度に褒めてくれる。

優しい笑顔に癒された。

「しずねぇ!俺今日のテスト満点!」
「さすが要くん。すごいねー」

いつも傍にいてくれた。
そんな笑顔がいつか自分のものになるなんて思っていたわけではない。
でも、自分以外の誰かのものになることは、想像していなかった。

ちゃんと考えればわかることなのに、考えていなかった。
考えようとしていなかったのかもしれない。

「しずねえ……」

想い浮かべる愛しい人の笑顔。

大好きだった。
ずっとずっと大好きだった。

どうか、幸せに。

それを願う以外自分にできることはない気がして
でもそれを願うのも少しもどかしい。

だけど、
やっぱり幸せにはなってほしいから。
大好きな人だから。

どうか幸せに。

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