ポケットモンスター ブレイカー

□特別編
1ページ/7ページ

「クリスマスですよー!」
「クリスマスだな〜!」

クリスマスだと叫ぶマサムネとミズホ。

「と言うか久々の登場ですねぇ」
「メタなことを言わなくてもさぁ」
「そんなこと言ったって作者さんが『トウガ達一行は扱いにくい』ってことで私たちが……」
「そんな話の進まない一番の理由言っちゃだめ!!」

そう言ってマサムネはミズホの言葉をさえぎる。

「モグモーグモググモー」
「そうそうシモンが紙に書いたように設定上はオーレに行ってる途中なんだよ?」
「設定上とか行ってますよ……」
「あ、う……気にするなよ……」

マサムネはしどろもどろとなる。

「と言うかここ船の上ですよね〜」
「船上でクリスマスパーティー中だなぁ」
「モグモグモーグ……『船上って言うかあの状況は戦場だよ兄貴……』」

そう言いながら……いや、書きながら目の前の状況を見る。

「ああ、トレーナーたちが戦っている……」
「トレーナーは目があったらこうなりますからねぇ〜」

そう言いながら離れた場所からその惨状を見ている二人。

「クリスマスくらい二人でゆっくりしたいよなぁ〜」
「にゅふふ……ぐへへ〜」
「……いつもの妄想状態に入ってしまった……」

額に手を当てながらマサムネは首を振った。

「おい、そこのお前! バトルしようぜ!」
「ウェーイ! 何のためにここにいたのか……」
「とにかくバトルを……」
「あなた……」
「「ん?」」

戦いを挑んできた青年とマサムネは声の方向を向く。

「私たち二人の幸せタイムを潰してくれてんじゃねぇぇぇぇえ!」
「え? な、何?!」
「私と勝負だ! 地獄を見せてやらぁ!」
「ああ……やはり壊れてしまった……」

マサムネはその惨状を見ているしか他なかった……


■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

「行きなさい! トガミ! カミコ!」
「ガメェークゥス」
「ピカー!」

ミズホはトガミとカミコのコンビを繰り出した。

「そうそう。オーレ地方に近いんだからオーレの戦い方に合わせて基本はダブルバトルっと」

そう言って青年もボールを投げる。

「コァコァコァ」
「プルりリリ」

青年はキングラーとスターミーを繰り出した。

「水タイプですかぁ? なめくさってますかぁ?」
「戦いは戦法だ。行くぞ!」

そう言うとスターミーは高速で二匹の周りを飛び回る。

「ガメェ!?」
「ピカァ!?」
「コァコァコァ」

『ブンッ』

二匹がスターミーに気が取られているすきにキングラーが攻撃をする。

「ピカッ!?」
「ガメエックス!」

カミコをトガミが背中の甲羅で守る。

「ガメェッ!」

『ドカァ!』

「コァコァー」

キングラーはトガミの反撃により倒れる。

「後はスターミーだけです」
「しかしこのスピードについてこられるかな?」
「くっくっく……トガミ! カミコ! あれをやりますよ!」

そう言うとトガミとカミコは準備を始める。

「ピィイイカァアァア」

カミコの手の前にでんじほうが現れる。

「カメカメカメカメ」

トガミはこうそくスピンを始める。

「ピカッ!」
「ガメッ!」

そしてカミコはでんじほうを放つそして
トガミは高速スピンからのロケットずつき
そのロケットずつきでカミコを飛ばす!

「ピィィィィカァァァァァ!」

そして放ったでんじほうの電気を体におびボルテッカーを決行する!

「超高速で移動のボルテッカーだと!?」
「トガミの高速性を維持しながらのボルテッカー! でんじほうの高威力電気も帯びている! これぞ必殺! 超電磁砲【レールガン】!」

そしてその攻撃は高速で動くスターミーのスピードをこえスターミーに直撃する。

「プルりリリ!?」

そして戦闘不能となるスターミー。

「ざまぁみろです」
「か、完敗だ……」

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

「しっしっ! どっかに行ってくださいです!」
「なんて扱いだ俺……」

そう言って青年は去って行った。

「さぁて、もう個室で楽しみましょうか。ぐへへへ……」
「……あ、ハッピークリスマース!」

そう言って二人は個室へと消えていった……

「ガ、ガメガ」
「ピカ、ピ、ピカチュ?」
「ガメガメガァ? ガメガメ」
「ピ、ピカァァ!? ピィカァチュゥゥゥゥ!」
「ガ、ガメガガァァァァ!」
「モーグモーグ……」

残されていったポケモンたちはいつもの通りだった。



クリスマス特別編 おしまい。
次へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ