緋弾のアリア 〜守護者とFランク武偵〜

□第1話 卒業式に舞う銃弾
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SIDE一真

〜第一射撃訓練所〜


射撃音が早朝の誰もいない射撃訓練所に鳴り響き、音が消えると再び射撃音が鳴り響いた


「3セット終了、」
『朝早くから頑張りますね』


姿が見えずに声だけが響いた…間違いない、この口調は中空知だ。何より姿を見せないのも彼女の特徴だ。


「毎度の事だけどさ、出てきて喋らねぇのか?」
『それは出来かねます』
「どうしてもか?」
『どうしてもです』


きっぱりと拒否されたがこんなところで諦める俺ではない。

それに春休み明けぐらい顔を合わしても良いだろう

そこで俺はいつも教師が見学に使う2階に向かった。
するとコードにつまづいて倒れた中空知がいた


「ドジすぎるだろ…」
「はわっ!!きゃ!きゃらばん君!?」
「それは修学旅行だろ」

俺の名前を噛んで修学旅行のことを言い出した中空知。

「でさ、何か用があったのか?」
「いっ、いえ!!ありません!すいません!!」
「謝るな。何でわざわざ来たんだ?俺が言うのもなんだが今日は始業式だぞ?」
「そっ…それは。うぅー」

赤くなりだした中空知

「おーい大丈夫か?」
「はっはい、すいませんでした!!」
「謝んなよ。本当に相変わらずだなその人見知り」
「こ、これはあれです!」
「いやどれだよ」
「ご、ごめんなさい!!」

ツッコミを怒ったと勘違いしたらしく再び謝りだした

「ったく。まぁいいや、そろそろクラスに戻ったらどうだ?遅刻したらマズイだろ」
「そうですね!失礼ほんとうにごめんなありませんてした!!…わっ」
「っと!!ドジすぎ、あとテンパって言葉が支離滅裂だぞ」

中空知はテンパって支離滅裂なことを言い始め、コードに足を引っ掛けたが、寸前で支えて地面に座らせた

「はぁ、大丈夫か?」
「すっ!?すいません」

彼女は顔を真っ赤にして俯いた

「やっぱさ、前髪右か左に寄せた方が見えやすくていいんじゃないか?その方が可愛いし」
「か、かわいっ!?」
「素材がいいんだしさ」
「わわわ私なんて全然ですっ!?」


俺が褒める度に顔を真っ赤に染めて俯いていく。

「まぁいいや、遅刻すんなよ」
「ふ、ふぁい!!」

赤い中空知に一言言って射撃訓練所を出た




SIDE亜瑠

僕は今無性にキンジをぶん殴りたい

なぜこうなったか、それは"キンジのために"来た白雪さんを見て僕の嫉妬スイッチがONになったからであるが、さすがに2年の最初から問題を起こす訳にはいかない…ので抑えているところだ


「とりあえず…食べてください!」


白雪さんが差し出した重箱には下手したら1時間は掛かるんじゃないかという位の出来だった。店で買えば確実に一万円は越えるんじゃなかろうか

まったく…キンジは僕の嫉妬メーターをMaxにする気なのかな?

「あっ!亜瑠君も食べてください」
「えっ!?ホントに?」
「はい、亜瑠君の分も作ってきてますから」
「ありがとう白雪さん」

差し出される15p四方の一段の弁当箱。
うん、知ってた。

「だからって軽々しく男子寮に来たらダメだろ」
「うぅ〜キンちゃん、ごめんなさい」
「まぁ、とりあえずありがとう」
「ありがとう白雪さん」

キンジと僕がお礼をすると白雪さんは礼儀正しく座礼すると黒のブラが見えそうになりテンションが上がったが、キンジが立ち上がったせいで少しも見えなかった。見たかった


そうこうしてる内にキンジは着替えて白雪さんはでていった


そうしてーー
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