緋弾のアリア 〜守護者とFランク武偵〜

□第1話 卒業式に舞う銃弾
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SIDE亜瑠


チャリジャックにあった

「はぁはぁ、キンジ何このセグウェイと爆弾は!!」
「うるさい、とにかく漕げよ!!」

僕たちは58分の電車に乗り遅れてチャリで学校に向かったが…

「その チャリには 爆弾 が 仕掛けて ありやがります」

などとボーカロイドの音声を使いふざけたことをいい始めた、しかもUZIを搭載したセグウェイが10台ほど現れた



「アル!!何か助かる方法はないか」
「いい方法があるよ」
「なんだ?」
「まずはキンジが僕をチャリから救出する」
「うんうん」
「それから片方のチャリをセグウェイに投げつけて5台ほどを壊す」
「それで!?」
「キンジが突っ込んで残りの5台と一緒に爆発する」
「ふざけんな!!誰がやるか!」
「リア充は爆発すればいいんだ」


さっきの恨みをはらすかの如く作戦を伝えたが却下したキンジ

「マジでどうすんだよ!」
「だからキンジが突っ込んで…「するか!!」」



人気の無いところ無いところと行くと第二グラウンドにまで来てしまった

ここが物語の始まり、神崎・H・アリアとの出会いだった



「ねぇ、何であんな所に人がいるの?…飛び降りた!!」
「バッ、バカこの自転車には爆弾がーー」

その少女は第二グラウンドの近くの女子寮の屋上からパラグライダーで突っ込んできた

「そこのバカ達、頭下げなさい!」
「ムリだ、二人同時には助けられない!」
「なら僕はいい、キンジを助けて」
「バカか!お前より俺の方がランクが上だぞ!!」
「アンタ本気?」
「うん、僕は死なないからね」
「分かったわ」
「おい待て!!そいつは「うっさい!そいつの覚悟をムダにしないためよ」……アル、死ぬなよ」
「勿論だよ、ってゆーかリア充キンジは爆発してよね」



キンジと謎の少女の声を背中に感じながらある場所に向かった。そこにいけば十中八九助かる、とゆーかほぼ100%だ




SIDE一真


俺は銃の整備を終えて、教室にもどろうとすると、自転車に乗り必死の形相で助けを求めるアルがいた。
あの童顔で必死の形相でも必死に感じないなぁ


「カズ、カズ!!とりあえず助けて!!」
「状況は?」
「自転車に爆弾、後ろからUZI付きのセグウェイ5台だよ!!」
「了解、とりあえずセグウェイだな」


俺はAの形で突っ込んでくる5台のセグウェイの銃口に5発のコルトのゴム弾を撃ち込んだ
5台のセグウェイのUZIは砕け散り、砕けたUZIに乗り上げバランスを崩したセグウェイはドミノ倒しの様に倒れ、タイヤ音だけ聞こえるようになった


「次行くぞ!」
「う、うん!!」


俺はワイヤーガンを木に向かって撃ったあとに叫んだ

「この張ってるワイヤーにつかまれ!!自転車は乗り捨ててな」
「了解だよ!」

張ってるワイヤーにかなりのスピードで突っ込み、つかまるというより引っ掛かり自転車から落ちた。
自転車は操作を失い早いスピードのまま爆発した


「いたたた…」
「あの爆発だと痔になるな」
「痔じゃ済まないからね!!」
「それより始業式、間に合わねぇぞ」

俺はアルをつれて教室に向かった



2ーA
「ギリギリだな」
「うん」
「おぉ〜、カズやんにアルアル。おっは〜」
「おはよう理子」
「おはようりっこりん」
「カズやん、ナッツちゃんは?」
「キュー?」
「「「「キャァァァァァ!!かわいぃぃぃ!!」」」」

女子達発狂か?

フリフリのついた改造制服に身を包んだ金髪の女子が挨拶をしてきた。彼女の名前は峰 理子(みねりこ)


「おはよう一真に亜瑠。一真、車輌科に帰ってこいよ」
「おはよう剛気、車輌科で出来ることは充分したから止めとくわ」
「おはよう武藤君、例の報告は?」
「あぁ、こっちの情報はC組になったとの情報だけだ」
「そう、C組ね。こっちの情報は朝キンジに弁当を持ってきてネクタイや上着を着せて上げてたよ」
「くっ、あの野郎…」


武藤剛気(むとうごうき)は車輌科所属の生徒で、亜瑠とは白雪とレキの情報交換の同盟を組んでいた。
言うまでもなく
亜瑠→レキで武藤→白雪の構図だ


「朝から元気だね」
「おう不知火、あいつらは無駄に元気だからな」

この爽やか美青年は不知火亮(しらぬいりょう)強襲科所属だ


「はいはい菅原君、志摩君席に着いてください。転校生を紹介します」



SIDE亜瑠

アレって…あの子ってさっきの

その子はキンジを助けたピンクのツインテールの小さい女の子だった


「先生、あたしはアイツの隣に座りたい」
「良かったなキンジ、遂にキンジにも春が…先生、俺席替わります」


勿論武藤君はキンジの春は望んで居らず白雪さんがキンジから離れる、それを慰めて恋人関係に……とかをわずか0、5秒で考えていただろうな
どんだけ好きなのかな?

「あらあら、最近の女子高生は積極的ねぇー」
「キンジ、これ。さっきのベルト」

ベルトだと!?まさか!?
「理子わかっちゃったぁ!!これフラグがバッキバキにたってるよ!」
「なんだって、リア充キンジ!!」
「しかもしかも転校生がキー君のベルト持ってる……謎だけど理子には推理できちゃった」
「どうゆうこと?」
「つまりキー君は彼女の前でベルトを取る何らかの行為をしたわけなのですよ!」
「嘘でしょ、つまりキンジは童貞卒業!?」

「フケツだわ遠山君!!」
「根暗の癖に!!」


ドンドン!


2発の弾丸を放ち静まり返った皆に神崎はクラス中に響く大きな声で赤くなりながら言った


「れ、恋愛なんて……くっだらない!次そんなくだらないこと口出したやつは、風穴開けるわよ!!」
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