緋弾のアリア 〜守護者とFランク武偵〜
□第10話 アホと仇敵
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一真SIDE
「優姫を離せ、正々堂々戦え!」
「ふふふ、相変わらず熱いですね、それでは貴方の武器の頭が使えないのでは?」
「甘いな、頭位普通に働いてる」
だが確かに熱くなりすぎていたかもしれない
「優姫を離せ、勝負をしろ」
「そうですね、まぁ目的は別ですが」
「別の目的?何の事だ」
俺は司馬を仇だと思っている、勿論それは司馬もわかっているはずだ…それが交渉か
目的は防人の謎か、兄さんへの脅迫か、
「イ・ウーに来てください」
は?
イ・ウーにこい?
何故俺がイ・ウーに?
それほどの価値と思われたのだろうか
「何故俺だ?」
「さぁ、プロフェシオンに聞いて下さい。私は近々イ・ウーを抜けますし。おっとこれは秘密でしたね」
「ふざけてるのか?」
「まさか、真面目ですよ大真面目」
「俺がそんな命令聞くとでも?」
「相変わらず面白い、だが貴方に拒否権は無いですよ。拒否すればこの娘が死にます」
笑顔で言っているみたいだが殺気が漏れだし伝わってきた
「分かった、ついていくだから優姫から離れろ」
「安直ですねぇ、離した瞬間に拳銃でも撃つ気ですか?でも口で言っても駄目だったみたいですから。私は戦いでも構いませんよ」
「………」
「はぁ、仕方ありませんね妹さんは離しましょうといって部下に預けるだけですが」
司馬が右手を上に上げてそれを合図に部下らしき人が気絶している優姫を抱える
「行くぞ」
「いつでもどうぞ」
そして両手にコルトを握り狙いを司馬に定めた