緋弾のアリア 〜守護者とFランク武偵〜

□第12話 一真の特異性とイ・ウー最強候補
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シュウトSIDE


「自己紹介いらんと思うけど、俺はシュウトな」
「俺は菅原一真、一真でいい宜しくな」
「そか、一真か…」

第一印象はOKやな、何より理子もええ印象持っとるしな
ただ、信用してへんみたいやな…


「そうや、もうひとつ勢力って言うか派閥みたいなんがあるんやった」
「もうひとつ?」
「おう、カナっちゅーて多分プロフェシオン抜いたらイ・ウー最強語っても良いくらい強いねんけど……」
「けど?」
「中立なんや、とゆーか厄介なんはカナの部下もやねんけど」

そしてカナの部下の名前を言おうとした瞬間に背後に誰かの気配を感じた

「誰や!!」
「あら成長したようね。」
「カナ!?」
「久しぶりね、二人とも」
「悪いですが私は貴女を知りませんが」

捕虜という考えがぬけていないのか単に礼儀正しいのか分からないが敬語を話す一真

「そうね、あの時は貴方じゃなかったわね」
「そんなんどうでもええわ、お前任務しとったんちゃうんか!」
「敵視しないでほしいわ、それに任務なんてとっくに終わってるわよ」
「敵視するわ!!師匠と仲悪いのに!!」

プラス、底の知れない実力があるから

「はぁ、まぁいいわ菅原君私は貴方の力を試したいのだけどいいかしら?」

また意味の分からん事を……なんやねん、力試しって。自分の実力はイ・ウー内でもめっちゃ強い方のくせにタチ悪いな

「すいません……今は誰とも戦いたくは無いので」
「甘いわね、でもまぁ家に忠実で優しい。だけどその優しさはイ・ウーでは無意味で自分の弱さを露見することになるわよ」
「うるさ…「うるさい!!お前に何が分かる!!てめぇらみたいな人殺しモドキに何がわかんだよ!!」」

おお、言おうとしたセリフを一真に取られたけどグッジョブや。
やっぱイ・ウー好いてへんみたいやけどな


「未熟、そうやってすぐにキレるところもね」
「上等だよやってやる!!手加減なんてすんじゃねぇぞ!!」
「勿論よ」
「俺も手伝うで」
「いやいい、コイツは許さねぇ俺がやる」

こりゃ手出し無用やな、でもまぁ返り討ち…一発でもかすらせたらええとこやろ

「そうね、ただ戦うのも面白くないわ。貴方が私に勝つことが出来れば優姫ちゃんと貴方を解放するわ」

また勝手なことを言いよるわ

「シュウト。そんなことが出来るのか?」
「俺の言うこと信用するかしないかは知らんけどカナ程の地位と実力があれば、出来へんことは無いかもな」

まぁプロフェシオンの指示次第やと無理やけどな。
ついでに絶対勝てへんな

「カナだったか?本名は?」
「さぁ?勝って聞き出せば良いんじゃない?」
「やってやる優姫の為にぶっ潰す」


そのまま武器を1つだけ携えた一真に対して大丈夫か?と言ったものの、お前に気にされる筋合いは無いと言って対戦用の大きな闘技場に向かっていった

さすがにカナには勝てへんやろうな…それにしても何か師匠に似てるなぁ、一真
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