Short story
□かちたいやくそく
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「なつきっち
何でこんなに強いッスか！」
『さあな
練習してるからじゃないか』
「練習ッスか
オレも練習してるッスよ
オレ、青峰っちにもなつきっちにも勝ちたいッス！
勝って……」
『俺もアイツも
小さい頃からやってるからな
ストリートってやつ？
いつの間にか体に染み込んでるから
そう簡単に負けねーよ(笑)』
「そうなんッスか
じゃあ尚更２人に勝てるまで
オレも挑み続けるッス!!
…………ところでなつきっち」
『ん？』
「青峰っちとは
どういう関係ッスか」
『何だよいきなり
どうって…只の幼なじみだぜ』
「…そうッスよね
幼なじみッスよね
（じゃあまだなつきっちは…）
なつきっち！！」
『！？何だよ 大声で
うるさい』
「ごめんッス
でもなつきっち！
オレなつきっちのこと好きッス」
『それ…前も言ったよな…
言っとくが俺は』
「知ってるッス
だから、俺が強くなったら
なつきっちを抜けるほど強くなったら…」
『ハッ
無理だろ
だって弱いからな(笑)』
「いや
強くなるッス!!
で、なつきっちに認めてもらうッス
なつきっちオレが強くなったら……
結婚して欲しいッス!!」
『ブッ結婚！？』
「はいッス!!」
『バカじゃねーの
早すぎるだろつかしねーし』
「う゛ぅ
じゃあ付き合ってもらうッス!!これ絶対ッスよ！絶対！！」
『はいはい
うるさいな…俺が認めたらな』
「はいッス!!
絶対認めてもらうッスよ
覚悟してください なつきっち」