Short story

□ある日の紫原
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みんななっちんのこと
好きとかいってるけど
オレは正直何とも思ってなかったりする

赤ちんとかなんでなっちんにべったりなのかもわかんないし……あれはびっくりした

黄瀬ちんはもとからあんなだから気にしないし

黒ちんは………多分黒ちんはなっちんのことを身近な存在なんだろうと思ってるし

ミドチンは……わかんないし

峰ちんはなっちんのこと良いライバルとしか思ってないんだろうなー。
あ……でも泊まりに行く…とか来るな…とか言ってたりするなー

で、さっちんは絶対なっちんのこと好きだと思う。
そんなことを思いながらオレは体育館の舞台でお菓子を食べようと袋をあさった

けど 袋の中身は何もなくて昼ご飯は朝に食べちゃったし
………おなか好いた…。

体育館にはオレのおなかの音が響いたと同時に

『随分と大きな音だな…』

赤ちんかなと思ったけど違っていた
なっちんだどうしてここに来たのだろう?

『どうしてここに?って
思ったのか?
顔を見れば分かるよ紫

私がここに来たのはたまたま通りかかったらそこに紫の腹の音が聞こえたから来たんだよ』

ほれっと言ったなっちんは手に持ってた包みものをオレの方に投げた
『じゃあなー紫』
と言って出て行ったなっちん投げた物を見てみると


「………あ…! なっちん」

お弁当だったしかも中身崩れてないし…
あの投げ方も回転しないようにされてた……

なっちんってもしかしてすごい人なのかも
それにオレにお弁当……
みんななっちんのこと好きなのってそうゆう何気ない優しさなのかなー

「いただきまーす」と言ってもらったお弁当を食べたのでした
END








「なっちん」

『うわっ何だよ紫!
つか抱きつくなっ』

「あの時はありがとう」

『あぁ あれな』

「……何ッスかあの時ってどう言う事ッスか!?」

「黄瀬ちんうるさい
なっちんポッキーあげる」

『あぁ ありがとう;』

「ヒドッ」

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