鬼灯の冷徹

□peach
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夜は12時。
辺りが暗闇に包まれて
もう随分と時間が過ぎ去っていた。
鬼灯は まだ片付かぬ仕事を 蝋燭を灯した机でこなしていた。
背の後ろのドアが 軽く叩かれる。
この時間にこの部屋に来るのは 彼女しかいないだろう。
部屋に入ることを許可すると 部屋のドアが薄く開いた。
「……鬼灯さま…ごめんなさい…」
背の小さな 小柄な女性が 寂しげな目をして こちらを見詰めていた。
ピーチマキというタレントで 鬼灯とは 何度か顔を合わせていた。
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