Ryuki's Dream

□幼馴染みは陰陽師です。
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黄瀬が陰陽師だったら



「龍輝っち!」



涼太の見慣れない服装に思わず、その場で固まってしまった。
制服でもなく、普段着でもない。
彼が着ていたのは、歴史の教科書に載っていた狩衣姿だった。
思わず胸が高鳴ってしまったのは、不可抗力だ。
そんな涼太の手には、一枚の紙があり、何かを唱えつつ、私のそばまで来ると抱きついてきた。




『ちょっ、涼太!?』
黄「破」



何かを口にした涼太の手から、一枚の紙が私の後ろ辺りへとぶつかっていた。
燃えている紙を見ていると、どうやら私には見えない何かがいたらしい。
いつの間にか張り詰めていたのだろう、気が抜けて涼太へと寄りかかっていた。




黄「ちょっ、龍輝っち!?
大丈夫!?」
『あ〜うん…』



慌てたように、少しだけ身体を離されて私の身体を心配するかのように見るあたりいつもの涼太だと安心した。
笑みを浮かべる私を見て、安心したのか涼太も笑みを浮かべ、抱きついてきた。




『涼太、かっこいいね』
黄「龍輝っちを守れて良かったッス」
『本当、助かったよ…』



いつもの彼の暖かさと、走ってきてくれたのだろう。
彼の額から汗が流れて来るのを見て、深く息をついた。










私の幼馴染みは陰陽師です。
(「龍輝っちって、見えないのに襲われること多いッスね。だから俺が守ってあげるッス!ずっと、ずっーーーーーーとっ!!」
そんな昔話を思い出した)















後書き

ただ、きせりょの狩衣姿を想像したらニヤけて来たから書いてみた!
幼馴染みは陰陽師です。シリーズ化してみるか
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