Diable or Ange
□波乱
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「おーい!ユーレイ何処だー!!!」
「おーい!ユーレイさーん!」
燐としえみは二人で今回の目標である幽霊を探していた。
ガサゴソッ
「うーん、ここにも居ねー」
ゴミ箱の中にはいないと確認した燐はもう疲れたとでも言いたげに肩を落とした
「どこに居るんだろうねー?」
(どこに居ると言えば……)
燐は 琉海のことを思い出していた
(アイツ…大丈夫かな……?)
本当は今すぐにでも探しに行きてぇ。
けど、
「何か引っかかんだよなー。」
「燐ー!私こっち探してるねー!」
「ん?あ、おぅ!!
んじゃ、オレあっち探してくるわ!」
「分かったー!何かあったら連絡してねー!」
「りょーかい!!!
んじゃな!!」
「いけねー、いけねー
まずはこっちのユーレイ探しだ!」
ちゃちゃっと終わらせて……
燐は方向転換をすると、ぺちぺちと自分の頬を叩いた
「おっしゃー!やる気出てきた!
ん?」
(ユーレイか?……いや、アイツは…)
「こんにちは、奥村燐。
ボクと遊びましょう。」