Diable or Ange
□天使か悪魔か……
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汝、我と契約を結び、
新たな力を求めん━━━━━
「琉海、朝ですよ。起きなさい。」
メフィストはいつもより早く
琉海を起こしにきた
『Zzz…… 』
琉海は一糸乱れない
寝息をたてて、寝ている
「……仕方ありませんねー
私の愛のkissで起こして差し上げよう」
そう言いながら、メフィストは
琉海に顔を近付けた
━━バンッ
琉海の拳が
メフィストにクリーンヒット!!!
『起きている。』
「 おはよう☆
相変わらずつれないですねー 」
イテテと頬をさすりながらそう言った。
……どうせ痛くもないくせに。
あ!
と、思い出したようにメフィストは
「今日から祓魔塾ですよ♪」といった
何故称号を持っているのに
行かなければならない?
━そう 琉海は頭の中で思った
「塾行かないと
祓魔師にはなれないですからね☆」
……こいつ頭の中でも読めるのか?
まあ、いいや。
『塾はどこだ??』
私がそう尋ねると
メフィストは鍵をくれた
「この鍵をどこでもいいので
鍵穴に差しちゃってください
そこから行けるようになりますから♪」
『分かった。』
「そろそろですね……頑張っ☆」
私は少し用事があるので……
そう言うと
いつものように消えてしまった。
私もそろそろ、行かないと……
よし、と気合いを入れると
目の前のドアに鍵を差した…………