Diable or Ange
□監視……
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『なら、私は挨拶に……』
「 琉海を一人
アイサツに行かせるのは危ない
ボクも一緒にイキマス」
『……危なくないし。
それに、父さんにお兄ちゃんは
見つからないよう
言われてたでしょう?』
「うぅ……」
「でも!行かせマセン!!」
そう言って私の腕を掴む
……やっぱり力は強いので
抵抗しても、びくともしない
『はぁ……』
何故こんなにも揉めているのかと言うと
━━━1時間前━━━━━━━
「では、引き続き奥村燐の監視
お願いしましたよ♪」
ボンッ!
ボンッ☆
「あ、一応挨拶は必要ですからね☆
行っといてくださいネ♪」
ボンッ!
━━━━━━━メフィストにそう言われ、
挨拶兼見物がてら
行くことにしたのだが
お兄ちゃんことアマイモンは
駄々をこねて1時間……
「ヤダヤダー、 琉海離れないで下さい」
アマイモンは子供のようにジタバタしている
『もういい加減しないと
嫌いになるから!』
ピタッ━━━━━
あのジタバタ音が消えた
「……」
『あのーお兄ちゃん?』
ジタバタドタバタジタバタ!!!!
「それはもっとイヤですー!!」