おがふる連載
□第8話
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つまりこういうことだ。
男鹿は俺に言われたことをずっと気にしていた。
そして昨日の夜俺を見た。
男鹿は平常心を失っていたので気づかなかったが俺は後ろにいるヒルダさんに気づいた。
ヒルダさんが
もう行け、わたしが説明しておく。
と言ったので俺は黙ってうなずき遠慮なくヒルダさんに任せた。
ヒルダさんが俺に話しかけたのにも気づかないくらい男鹿は平常心を失っていたのだろう、男鹿はヒルダが男鹿に声をかけるまでヒルダの存在に気づかなかったようだ。
そして男鹿はヒルダから俺の居場所は魔界だと聞いたから魔界に乗り込む。
と言い出したらしい。
「ヒルダさん。面倒かけてすいません。」
古市は申し訳なさそうに言った。
「かまわん。
それで、お前の話とはなんだ?」
古市はそうでした。
という仕草をした。
「面倒ついでにもう1つヒルダさんにお願いしたいことがあるんです。」
古市貴之、ヒルダさんとご相談。