おがふる
□もう死んでたんだ 2
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お昼、
いつものように男鹿と屋上でご飯を食べた。
途中でヒルダさんがきて男鹿と何か話してた。
俺がその様子を見ていると
何を見ている。この変態め。
そう言われて刺されそうになるのを必死でよけた。
これもいつもと変わらない。
いつもと違うのは
俺をほったらかして2人で話してるのを見ても寂しくなくなったこと。
男鹿とまたしばらく話をして話が終わるとヒルダさんは帰っていった。
俺は柵を手に空を見上げた。
このまま身を乗り出せば
空を飛べそうな気がした。