おがふる

□もう死んでたんだ 3
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おかしい。


今日古市に会ってはじめに思ったことだ。

はじめは気のせいかなとか思ったが、
朝から放課後まで見ていて明らかにおかしい。

見た目は普段と変わらないが、何でだ。
何かが違うんだ。

今日の古市は明らかにおかしい。

でも俺の頭じゃ対処法なんてわかんねぇ。



「ねぇ、男鹿…

何か悩んでる?」

「あ?」

休み時間、古市がレッド何とかの連中とギャーギャー騒いでいるときに邦枝が聞いてきた。

「…別に…」

「そうか?いつもよりマジ顔になってんぞ。」

神崎もそう言ってきた。

そこでチャイムが鳴った。

「とにかく!相談にのってあげるから放課後ね!」








そう邦枝に言われてただいま放課後。

今に至る。

集まってるのはレッド何とかと姫川に神崎と夏目と邦枝と誰に呼ばれたのかヒルダだ。

「あれー今日キモ市は帰ったんスね〜。」

レッド何とかのいつも古市をからかってるやつが言った。

「そんなのはどうでもいいわ。で、何でそんなに姐さんを心配させてんのよ。」

こいつもレッド何とかのやつだ。

「ちょ、寧々!何言ってるのよ。」

なぜか邦枝が赤くなっている。

わけがわからん。


「とっとと話進めろ。で?」

…これは言わなきゃ何ねぇかんじなのか?

「とっとと言わぬか。」


「…古市が…」


「なんスか〜。キモ市のことっスか〜。」


「で、古市くんがどうかしたの?」

邦枝が先を催す。


「古市が、



なんかいつもと違う気がする。」
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