おがふる
□ありがとう、もう大丈夫
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古市のこと襲った奴らしめてきてやった。
俺が入院してから1週間たとうとしている。
屋上から飛び降りかけた?
と言う理由もありしばらく入院してください。
と言われているのだ。
男鹿はいつものように学校帰りにお見舞いにきてくれた。
そして今日、
お見舞いにきて言った言葉がそれだ。
「あー。まじで?てか男鹿何でそんなこと…。」
「姫川からきいた。」
「…まじか…」
「まじだ。」
あの人なんでも知ってるな〜なんて改めて敵にはまわしたくないと思ったのは言うまでもなく。
どこの誰かまで分かんのかよ。
とか思った。
男鹿に…知られちゃったんだな…
珍しく表情に出ていたらしく、
男鹿に頭をぐしゃっ
となでられた。
「お、男鹿?」
「安心しろよ。嫌いになんてなんねぇからよ。」
そう言って男鹿は笑った。
あぁ、本当に、あなたにはかなわないな。
何て思う。
ありがとう男鹿。
もう大丈夫。
その後も男鹿はしばらく俺の頭をなでていた。