おがふる
□記憶〜本当はずっと〜
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古市は泣いていた。
俺のせいで。
俺は古市の笑った顔が好きだ。
他にも、困った顔も、起こった顔も全部好きだ。
すべてが好きだ。
だから、別れた。
古市のことが好きだからこそ別れた。
古市を守りたい。
古市を守るためにはこれが1番いい方法だ。
そう思った。
俺はバカだから、これ以外の方法は思いつかなかった。
外は大雨。
ああ、古市が泣いてる。
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