おがふる連載
□第5話
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第5話
古市貴之、ナイショのお話しましょうか。
「古市。」
次の日、俺がアスモさんと下校中。
声をかけられた。
「…ヒルダさん。」
そこに立っていたのはゴスロリの金髪美人。
通称男鹿嫁のヒルデガルダ。
「いやぁ。どーしたんスかヒルダさん。まさか愛の告白?
それならもう大歓迎っスよ!」
なんてへらへら言ってみる。
「とぼけるな!」
ヒルダさんは難しい顔をしてやや強めに言った。
「貴様、昨日の夜…」
「昨日の夜?あぁ。
そういやあなたもそこにいたみたいですね。
盗み見なんて人が悪い。」
「貴様、気づいていたのか。」
ヒルダの目の前で不適に笑う少年。
「気づかないわけがない。」
「なぜ貴様は…」
「はいはい。そこまで〜。」
ヒルダの言葉を遮る女性。
今まで黙っていたアスモだった。
「もっと詳しく知りたいんならさ、ついておいで。」
そういうとアスモの紋章が光り扉が現れた。
ヒルダは少し考えてからアスモ、古市に続き扉の中へ入っていった。
その直後扉は姿を消した。