おがふる連載

□第6話〜憤怒編〜
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「あなたの申し出は受けるわけには参りませんわ。ヒューマノイド王子。」

「残念ですなぁ、ミシュランヌ王女。
考え直していただけないことか。
また1週間後来ましょう。
その日までに良い返事を期待しておりますので。」

「お待ちなさい!!
わたくしはあなたとの婚約などけっして受けません!
今後あなたがいらしてもそのお返事は変わりませんわ!」

私の返事も聞かずヒューマノイド王子は臣下を従えて私が王を勤める国、ミシハエル王国を去った。

私ははるか昔、ミシハエル王国という国の王女だった。
幼くして父と母をなくしていた私はその時から王位を継承していた。
私が17になったとき、ある国の王子、つまり時期王であるヒューマノイド王子が私との結婚を持ちかけてきた。

しかしその王子はとても悪名が高くて多くの国を支配していたと噂になっていた。
だから私は国を守るため、彼と婚約をするわけにはいかなかった。
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