おがふる連載

□第7話〜憤怒編〜
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「大変です王女!!」

夜わたしが寝室にいると何やら外が騒がしく何かしらと思っているとリーバイスが慌ただしくわたしの部屋へ入ってきた。
「すぐに逃げてください!
火事です!!」

わたしとリーバイスは急いで逃げました。
火は王宮の間に広がっていました。
「王宮の者たちはもう逃げたのですか??」
わたしがそう聞くと。
「わかりません。」
と申し訳なさそうな声が返ってきた。
リーバイスは真っ先に火事に気づき大声で避難を呼びかけながら私のところへ知らせにきてくれたらしいので王宮の者たちが無事に避難できたかはわからなかったのだ。

「王女!裏口から回りましょう!」
リーバイスは火がまだ回っていない安全な道を通ってわたしを避難させようとしてくれました。
もうすぐ出口というところでわたしたちは道をたちふさがれました。

「あなたたちは!?」
「王女!ヒューマノイドの臣下たちです!!」

ふいにヒューマノイドの臣下たちは剣を片手に切りかかってきました。
ある臣下の振り下ろされた剣がはじかれました。
リーバイスです。

「王女!お逃げください!!」
リーバイスは次の攻撃を受け止め叫んだ。
わたしは情けないことに動けませんでした。
「大丈夫です!わたしも後から参りますから!


はやく!!!!」

はっとしたわたしはリーバイスに言われるままに逃げました。

王宮の外へ出たときそこには見覚えのある人影が。
そう、ヒューマノイドです。
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