古市くん嫌われ
□It is falsehood instead of being true. 6
1ﾍﾟｰｼﾞ/2ﾍﾟｰｼﾞ
見事にクラス大勢の前で宣戦布告をした男鹿。
いきなりのことで呆然とするクラスメイトたち。
「な、なんのことぉ？男鹿くん。」
呆然とする中、美貴蘭が恐る恐る口を開いた。
すると烈怒帝瑠の女子たちが次々と抗議の声をあげる。
「そうっスよ！蘭っちがそんなことするわけないっス！」
「あんたいったい何言ってんだい？」
次々と抗議があがるのを心配そうに眺める古市。
「男鹿。バカなこと言わないで。
蘭がそんなことする訳ないでしょ？」
邦枝が顔を赤らめながら男鹿に言った。
惚れた弱味だからだろうか、口調もなんだか…
そんな事を考えていたら不意に男鹿が隣の机をバァン！と殴った。
殴られた机はクラスメイトたちの間を通り抜けて壁に激突した。
「うるせぇ。」