企画
□無自覚(10000hit、匿名希望の方リク)
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「おはよ。古市くん。男鹿ちゃん。」
朝男鹿と学校に登校したとき玄関で真っ先に夏目とあった古市。
「おはようございます。夏目先輩。」
おー。と返事をする男鹿とは裏腹にきちんと挨拶をする古市。
「あれ?」
夏目が不意に古市の顔を覗き込んだ。
「ほっぺ、怪我してる。」
そう言われ古市は自分の頬にそっと手を当ててみるとそこには確かに切り傷が。
「あぁ、これは多分朝男鹿の売られたケンカの巻き添えをくらったときにできたんだと思います。」
古市がさも当たり前のようにそう言うと夏目はふーん。と言った後に何か思い出したようにあっ。
と言ってガサゴソしだした。
そしてそれを古市の怪我しているところにペタリと貼った。
「あ、絆創膏。
ありがとうございます。」
ヘラリと笑ってお礼を言う古市。
「いえいえ。じゃあまた後でね。」
そう言って夏目はどこかに行ってしまった。