企画

□無自覚(10000hit、匿名希望の方リク)
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現在お昼。

「なー古市。なんか買いに行こーぜ。」

「おー。」

そんな会話をしているとおい、と声をかけられた。

はい。と古市が振り向くと姫川がいてドサドサッと机の上に山ほどのパンが落ちてきた。
古市が驚いていると。

「間違えて買っちまったからやるよ。」
と姫川が中指でサングラスをぐいっと持ち上げて言った。

「え?あ!ありがとうございます。」

姫川が去っていくと今度は神崎がガンとばしながら歩いてきた。

「おい!これ買いすぎたからやるよ。」

さっきの姫川と同じようなセリフを言って渡されたのはヨーグルッチだった。

「あ、ありがとうございます。」

背中を向けて去りかける神崎に声をかけるとふん、と言う声が帰ってきた。

「なー男鹿。」

横にいた男鹿に話しかけるとあー?と返ってきた。

「なんか最近先輩たち俺に優しいよなぁ?
なんでかなぁ?」

「は?」

こいつは自分の可愛さをわかってねぇのか?

無自覚な古市を可愛いなぁと思いつつそのことを教えずにさあな。とだけ答えた男鹿だった。



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