企画
□君と僕(10000hit、モア様リク)
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あーだるい…。
絶対ヤバい…。
「…あきらかに風邪引いたよな…これ。」
朝起きて目が覚めて襲ってきたのは酷い頭痛と熱っぽさ。
完璧に夏風邪だろう。
夏風邪って長いから嫌なんだよな…。
原因はおそらく昨日のアレだろう。
昨日の帰り道、帰宅途中にある川へ落とされたやつ。
後ろからバーンと…。
「つめた…。」
「きゃははは。ざまあないっスね。」
「今夏だからちょーどいいだろ?」
夏だから風邪引かないだろうと思ってたんだけどな…。
でも、学校は行かなきゃな…。
本当は行きたくなんかない、でも行かなきゃ。
ダルい身体を叩き起こして俺はベットから起き上がった。
のそのそとゆっくり着替えだす。
はじめは何だっただろうか?
はじめは只の…そう、ふざけたものだった。
ただ「キモ市」とか「ロリコン」とか…??
いや、これも普通ではないとは思うが…。
そんなのだった。
それがいつの間にかエスカレートしていってそして遂にイジメになった。
そして俺は男鹿から引き離された。
男鹿が俺と話をしようとすると邦枝先輩率いるその場にいる烈怒帝瑠の人たちが男鹿を連れて行くのだ。
俺が男鹿と付き合っているというのも理由かもしれない。
男鹿はおそらく俺がイジメにあっているのを知らない。
…あいつには心配かけたくないから…俺からは話していない。
だから学校も休むわけにはいかない。